おしゃぶりについて3>
あけましておめでとうございます。
歯科衛生士の青木です。
年末年始、いかがお過ごしでしたでしょうか?
コロナも落ち着き、久々に家族で集まり、顔を見合わせることができるようになってきましたね!
お子様がいらっしゃるご家庭では、子どもの成長が話題になったりするのではないでしょうか?
子供を落ち着かせるため、少しの間静かにしてもらいたいとき、色んな理由でおしゃぶりを使用しているご家庭もあると思います。
便利なおしゃぶりですが、長期間使用していると【開咬(かいこう)】や【上顎前突(出っ歯)】などの異常が起こりやすいと言われています。
【開咬】とは、歯を嚙み合わせた時、奥歯を噛んでも上下前歯は噛み合わず「口が開いているような状態」の不正咬合を指します。
おしゃぶりだけではなく、指しゃぶりも同じです。
・おしゃぶりや指を強く吸ってしまうため、前歯の萌出の邪魔になり前歯が傾いてしまいます。この傾いた前歯で、上下前歯の間に出来たスペースが気になり、舌を動かし触る癖がついてしまうことがあります。
・しっかりと噛むことは歯やアゴなど口周りの成長に繋がりますが、開咬の場合、かみ合わせの力の分散が上手くできず、噛み合っている奥歯に過剰な負荷をかけてしまいます。
奥歯に過剰な力が入ることで顎の関節や筋肉にも負担を与えてしまい、顎関節症の発症リスクも高まります。
このことを防ぐためにも、乳歯が生えそろう2歳半から3歳過ぎまで使用していると異常が残りやすいとわかっているので、少なくとも2歳半までに卒業することをおすすめします。
福岡市東区和白(香椎・新宮・西戸崎・古賀・照葉・千早・三苫)にお住まいの方お口のことで困ったときは予約不要の白本歯科医院までご相談ください!