薬を飲んでいる…歯科医に申告すべき?3>
こんにちは。歯科衛生士の野村です。
11月になりました。季節の変わり目なので体調管理に気を付けないといけませんね。
今回は、普段飲まれているお薬の申告についてです。
結論から言いますと、治療に危険があるかもしれません。必ず伝えてください。
初めて歯科医院にかかる時、『問診票』に記入を求められたと思います。項目に今までかかった病気や飲んでいるお薬のことを記入する欄があります。
なぜでしょう?
それは、トラブルを防ぎ、飲み合わせを考える必要があるからです。
患者様の情報を得ることはとても大切です。病院から処方されているお薬、市販の風邪薬や咳止め、痛み止めなど色々お薬がありますが、『歯と関係ないだろう』と自己判断せずきちんと申告して下さい。
・血液をサラサラにするお薬
歯科での処置で出血が止まらなくなることが想定されます。
・骨粗しょう症のお薬
抜歯など傷をきっかけに顎の骨が壊死する副作用が報告されています。
・抗がん剤治療、放射線治療を受けている
抗がん剤や放射線は体の免疫機能を強力に抑え込む治療です。
そのため、細菌感染を起こしやすくなります。
・ステロイド
長期間使用すると免疫機能が低下するという副作用があります。
抗がん剤、放射線治療の方と同様に細菌感染を起こしやすくなります。
*虫歯、歯周病は感染症です。詳しくは前のコラムをお読みください*
・喘息、高血圧の方も治療の前にお伝え下さい。
かかりつけのお医者さんに『歯医者に通うこと』を知らせておくのも重要です。
また、歯医者さんに長く通っている方は、薬が増えた、変わったなどあれば都度申告し、お薬手帳を忘れずにお持ち下さい。
福岡市東区和白(香椎・新宮・西戸崎・古賀エリア)にお住まいの方
お口のことで困ったときは白本歯科医院までご相談ください!