顎関節症とは
歯並びが悪かったり、悪習癖(歯ぎしり、くいしばり)を続けていると歯に負担がかかり、最終的に歯の支点である顎関節に異常をきたします。顎に異常が生じると、 疼痛(顎や顔面だけでなく体全体の関節に痛みが生じたりします)、関節雑音、めまい、吐き気、難聴など思わぬ症状を誘発します。 顎関節は体の中では一番器用によく動く関節です。正常な顎関節においては、下顎の骨の付け根(下顎頭)と下顎頭が入る頭蓋骨のくぼみ(下顎窩)との間に、クッションのような役割をする組織(関節円板)をはさんでいます。
顎関節症の原因
無理な力が長い期間繰り返し、顎関節や周辺の筋肉・咀嚼筋にかかった結果、筋肉や関節内部に障害が起きたと考えられます。主に不良な噛み合わせや、頬づえなどの不良習癖が原因に挙げられます。
顎関節症の症状
・顎を動かすと痛い(顎関節あたり、頭、肩こり、腰痛、耳鳴り、手足のしびれ など)
・顎を動かすと音がする。(カクン、ジャリ、パチなど)
・大きく口が開かない
・物が噛み難い
顎関節症の治療法
スプリント(マウスピース)を入れて関節に無理な力を加えないようにして、顎を適正な位置に戻します。その後かみ合わせを調整したり、場合によっては金属の冠などをやりかえる必要があります。マウスピース作成の費用は約5000円程度です。(保険適用)